中華激安CFexpressカードは超高コスパで普通に使える!!【JNH CFexpress 256GB】

こんにちは、ポクくん(@poku_kun)です。
以前、日本で買えるCFexpressカードと対応機種まとめという記事で、多くのCFexpress TypeB カードを紹介しました(そもそもCFexpressカードって何?っていう人はこの記事を見てください!)。その中でも僕が個人的に気になったのが、JNH社という怪しげな会社の激安Cfexpressカード。なんと容量によっては、他社の半額以下で購入できるぐらいの安さです。CFexpressカードは一般的なSDカードと比べて、かなり高額なのでこれぐらい安いのは非常に助かります。
スペックも他社とそこまで変わらないし、もし本当に異常なく動作するならば、最高じゃないか!ということで、興味本位で実際に購入してみました。ということで、この記事ではJNH社の激安Cfexpressカードを他社製品などとも比較しながら、詳しくレビューしていこうと思います。
【追記】
JNHと同様の安さかつ5年保証のCfexpressカードがPergearからも登場しています。特に512GBはJNHよりさらに安いのでおすすめ。
JNHの激安CFexpressは高コスパ
実際にレビューする前に、JNHのCFexpressの基本性能などについて紹介していきます。
JNH(嘉年華株式会社)とは
JNH(嘉年華株式会社)は聞いたこともない、いかにも怪しげな会社ですが、主メモリーカードやSSDなどを販売している会社です。取り扱う商品のほとんどは中華系のものです。
Amazon等のレビューを見る限り、最近は品質や性能等に大きな問題は無いようで、容量偽装等も無さそうです(逆に言えば、過去の製品には問題があった…)。また、今回紹介するCFexpressも含めて、JNHオリジナル製品には国内5年保証が付いています。
得体の知らないノーブランドの中華製品よりは信頼できそうです
値段・性能的に256GB以上がおすすめ
JNHのCFexpressは128GB、256GB、512GBの3つの容量がラインナップされています。それぞれの性能や価格を表にまとめてみました(価格はAmazonの2020年6月時点)。
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
最大読み込み速度 | 1700MB/s | ||
最大書き込み速度 | 非公表 | 1200MB/s | 1500MB/s |
値段 | 14800円 | 19980円 | 42800円 |
日本で買えるCFexpressカードと対応機種まとめという記事を読んでいただければ、よく分かると思うのですが、他社と比べてかなり割安で性能も悪くありません。参考までに、SanDiskのCFexpressカードの性能や値段もまとめてみたので、比べてみてください(Amazonでは発売されていなかったので、楽天最安値の値段を参考にしています)。
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
最大読み込み速度 | 1700MB/s | ||
最大書き込み速度 | 1200MB/s | 1200MB/s | 1400MB/s |
値段 | 24830円 | 48790円 | 86900円 |
特に注目していただきたいのが、256GBと512GBで、JNHとSanDiskの性能は変わらない、むしろ512GBだとJNHの方が少し書き込み速度が速いのに、両者とも値段は半額以下です! さらに言えば、同じ金額でJNHならSanDiskの倍の容量のCFexpressカードが買えます!
とにかく僕はこのコスパの高さに惹かれてしまい、256GBのカードを実際に購入したので、これから他社とも比較しながらレビューしていきます。
JNHの128GBも確かに安いですが、書き込み速度非公表という点に不安感があります。また、5000円足すだけで倍の256GBが手に入るということを考えると、256GB以上を選んだほうが良さそうです。
JNHの激安CFexpressは個人利用ならアリ
結論から言うと、JNH社の激安Cfexpressカードを他社製品などとも比較した結果、「普通に使えるし、個人的に利用するなら全然アリじゃない?」と感じました。
作りに問題はない
JNHのCFexpressカード256GBですが、僕が購入した時点ではアマゾンが最安値だったので、アマゾンで購入しました。アマゾン倉庫からの配送ではありませんでしたが、送料も無料でした。


キャッシュレスで5% 割引でした(2020年6月末まで)
届いたパッケージは以下のようになってみました。ケース付きです。


物理的な強さは期待できそう


中身を取り出して、他のCFexpressカードと比べてみましたが、作りや強度・大きさは他社とほとんど同じで、問題は全くありません。それにしてもCFexpressカードは外側が金属でできていて、接続部分の端子も隠れているので、物理的に安心感があります。


JNHのCFexpressカード、中国製かと思っていたのですが、裏面を見ると台湾製でした。しっかりとシリアルコードも刻印されているし、思っていたよりも安心感があります。
初回はフォーマットが必要
これはアマゾンのレビューにも記載されていたのですが、Nikon Z6の場合、初回のカード挿入時にはエラーでシャッターが切れません。ただ、カメラ内でフォーマット(カードの初期化)をすることで、以後は全く問題なく使えるようになりました。
また、アマゾンのレビューを見る限り、CANON EOS-1D Mark IIIでも最初にフォーマットをしないと不具合が出るという書き込みがありました。
それ以外のカメラでどうなるかは不明ですが、このカードを使用する際には、最初にカメラ内でのフォーマットしたほうが良さそうです。
【追記】アマゾンではEOS R5やLumix S1、Nikon Z6 IIでも問題なく使えたとのレビューがありました。これを見る限り、相性問題は少ないCFexpressカードなのかなと思います。
読み書き速度は要検証だが普通には使える
申し訳ありませんが、僕の手元にはCFexpressカードの書き込み・読み込み速度を正確に検証できる環境がないので、読み書き速度に関しては要検証としておきます。というのも、CFexpressの転送速度は爆速すぎて、最新のUSB 3.2 Gen 2×2規格のUSB-C端子のあるパソコンでしか、フルパフォーマンスを出せません。僕のパソコンはUSB 3.2 Gen 1規格なので、理論上最大でも625MB/sまでしか出せません。


僕がNIkon Z6で撮影したり、パソコンへ書き込んでみた感覚でいうと、他のCFexpressカードと同様に普通に問題なく使えています。SDカードに比べれば連写時のバッファ開放も速いですし、4k動画も連続30分問題なく撮影できました。
あくまでも参考として、CFexpressに対応するNikon Z6での連写枚数や書き込み時間を、他社のCFexpressカードと比較してみました。ただ、ここでの結果はカードの最高書き込み速度というよりは、カードとNikon Z6の相性を示しているものだと考えられます。というのも、NIkon Z6は後からCFexpressに対応したということもあって、CFexpressの性能はフルで活かせず、最大書き込み速度は500MB/s程度で頭打ちになります。
メーカー | 連続撮影枚数(※) | バッファ開放時間 |
JNH 256GB | 約31枚 | 約7.0秒 |
SanDisk 128GB | 約40枚 | 約4.0秒 |
Sony 128GB | 約38枚 | 約4.0秒 |
ProGrade 120GB | 約26枚 | 約15.0秒 |
※14bit ロスレス圧縮rawで高速拡張連写
動画撮影や高画素機に嬉しい高容量!
JNHのCFexpressの一番の魅力はやはり価格の安さです。CFexpressは値段の高さから、なかなか256GB以上の高容量のものに手を出しづらいなかで、他社なら128GBの値段か、あるいはそれ以下の値段で256GBのカードが買えるJNHはかなり嬉しいです。
メモリーカードで256GBと聞くとかなり多いように思えるかもしれませんが、写真も動画も高画素化が進んだ今、使い方によってはすぐに無くなります。特に写真をrawで撮影していたり、動画を4K以上の画質で撮影する場合はなおさらです。
実際、僕の使っているNIkon Z6は2400万画素と決して高画素機ではないのですが、raw写真撮影や動画撮影をするとなると、64GBや128GBでは足りない場面もあります。前の旅行では、FullHD画質で旅行の様子を動画で撮影していたところ、128GBを2日で使い切ってしまいました。そのときはバックアップできるパソコンを持っていなかったので、優先順位の低い動画を消しながら、撮影を続ける羽目になってしまいました…。
JNHの256GBのCFexpressカードを買った今後は、128GBに比べて倍の余裕ができますし、容量を気にせずに撮影ができるようになりそうです。
EOS R5は8K RAW動画撮影に対応するなど、今後ますます高容量のCFexpressカードが必要となると思います。高容量のCFexpressカードを安くほしいなら、JNHは非常におすすめです!
個人的な利用なら許容できる信頼性
メモリーカードで最も重要なのが、その信頼性です。2020年6月に購入してから、まだ長くは使っていませんが、現状でJNHのCFexpressでデータが消えたりとか破損したりということは一切ないです。この点に関して、このカードは一番不安だったので、とりあえず一安心です。
実際に使ってみた感覚や5年保証、アマゾンのレビュー等を踏まえて、あくまで僕の意見ですが、個人的な範囲内で使うならJNHのCFexpressは安心して使える十分な信頼性はあると感じます。もちろんSanDiskなどの有名他社と比べると不安はありますが、どのメーカーでも壊れないメモリーカードなど存在しません。個人的な撮影なら、毎日大量に書き込みを繰り返すわけでもないし、万が一データが消えても最悪撮り直しが効くので、それほど懸念する点ではないと思います(個人の主観ですが)。
カメラがダブルスロット(二枚挿し)で2枚目として使うような場合や、CFexpressカードの予備として使う場合は、なおさらおすすめできるカードだと思います。他社のCFexpressカードで2枚購入するとなると、かなり金銭的負担が大きくなりますが、JNHを使うことで金銭的負担を抑えられます。また、ダブルスロットや予備のカードとして使う場合だと、カードの信頼性もそこまで高くなくても大丈夫です。
この記事を書いた後も、僕はJNHのCFexpressカードをメインで使っていき、耐久性を検証したいと思います。もし何か問題があれば、ここに追記しますが、現状は全く問題なく使えています。
ポクくんのまとめのひとこと
あまりの安さに、買う前は不安だったJNHのCFexpressカードですが、個人で使う分には性能・信頼性は十分だと感じました。コスパを求めるならおすすめです!
JNH以外のCFexpressカードは次のページで紹介しているので、もし迷っている方がいれば比較してみてください!
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