阪急「京とれいん」乗車レビュー!超豪華なのに追加料金必要なし

2018年4月29日

京とれいん乗車レビュー

阪急京都線では、土日祝日に大阪の梅田から京都の河原町間で「京とれいん」が運行されています。京とれいんは、追加料金不要の列車にもかかわらず、座席や内装は京町家を感じさせるような落ち着きのある豪華な仕様です。

私は先日、その京とれいんの中でも特に豪華な3・4号車の半個室席に乗車しましたが、快適で観光気分を更に盛り上げてくれるような列車だと感じました。

そこで、今回は「京とれいん」について、時刻表や料金などの基本情報に加えて、車内の様子や乗り心地などについて紹介します。

阪急の京とれいんの乗り方

京とれいんに使われている車両は1編成しかないので、運転日や運転本数が限られています。乗車前には時刻表をよく確認しておきましょう。また、乗車に必要なのは乗車券のみです。

阪急京都線を休日に4往復のみの運転

京とれいんですが、土日祝日のみ阪急京都線の梅田を河原町を4往復します。臨時列車を除けば、平日や阪急京都線以外を走行することはありません。

また、快速特急という特急よりも上の種別として運行されているので、停車駅は大阪市内と京都市内の主要駅だけです。しかし、梅田・河原町の所要時間は45分程度と普通の特急とほとんど一緒です(その理由はこのあと書きます)。

阪急京都線の路線図
画像引用:停車駅|神戸線、宝塚線、京都線|阪急電鉄より

神戸・宝塚方面は十三での乗り換え、天下茶屋・地下鉄堺筋線方面は淡路で乗り換え、嵐山方面は桂で乗り換えとなります。

2018年4月時点での京とれいん時刻表は以下のとおりです。

京とれいん(快速特急)河原町方面の時刻表

停車駅 時刻表
梅田 09:52 11:32 13:32 15:32
十三 09:56 11:36 13:36 15:36
淡路 10:01 11:41 13:41 15:41
10:27 12:07 14:07 16:07
烏丸 10:33 12:13 14:14 16:13
河原町 10:35 12:15 14:15 16:15

京とれいん(快速特急)梅田方面の時刻表

停車駅 時刻表
河原町 10:41 12:41 14:41 16:41
烏丸 10:43 12:43 14:43 16:43
10:49 12:49 14:49 16:49
淡路 11:17 13:17 15:17 17:17
十三 11:22 13:22 15:22 17:23
梅田 11:25 13:25 15:25 17:27

追加料金は不要

京とれいんの乗車には座席指定料金や特急料金と行った追加料金は不要で、必要なのは乗車券のみです。なので、京とれいんを梅田から河原町まで乗り通しても、料金はたった400円です。

もちろん、回数券やフリーパス・株主優待乗車券といったオトクな乗車券でも、それだけで乗車できます。私も今回の乗車には1日乗車券を使用しました。

ただし追加料金が不要だということで、座席指定制度などはなく、必ず希望の座席に座れるという保証はありません。

豪華過ぎる京とれいんの乗車レビュー

実際に、京とれいんの半個室席に河原町から梅田まで全区間乗ってきました。

3・4号車の半個室席から先に埋まる

京とれいんは2両ごとに内装が異なっていて、1・2号車と5・6号車は色違いのクロスシートタイプの座席、3・4号車は半個室タイプの座席になっています。

私が阪急京都線の始発駅である河原町駅で京とれいんに乗り込んだのは、発車約10分前でした。狙っていた3・4号車の半個室席は、すでに埋まっている部分も多かったのですが、残っていた2人用の半個室席を確保できました。

河原町駅2番ホームに停車する梅田行き快速特急「京とれいん」
河原町駅2番ホームに停車する梅田行き快速特急「京とれいん」

発車前には、それなりに埋まっていた半個室席とは対象的に、3・4号車以外の車両のクロスシートはガラガラでした。というのも、京とれいんの2分前に梅田行きの特急があるため、ほとんどの乗客はそちらを利用します(京とれいんがその特急を追い抜かすことはありません)。

京とれいんの6号車のクロスシート
クロスシート部分は空いていて、こちらも雰囲気が良い
ただし、座席の形状自体は普通の特急列車と一緒なので、乗り得度は低め

半個室席を狙うなら始発駅(梅田・河原町)から乗車するのがベストですが、クロスシートなら他の駅からの乗車でも座れそうです(ただし行楽シーズンはもっと混雑する可能性が高いです)。

広くて快適過ぎる京とれいんの半個室席

京とれいんの車内エントランス
3・4号車のドア部分の空間は広くなっており、玄関のような雰囲気を感じさせます

半個室席は対面式の2人席と4人席から構成される広々とした作りになっています。暖色系の照明や壁や天井の色使い・畳を使用した座席などが、和の雰囲気を感じさせるとても落ち着いた車内です。

京とれいん3号車・4号車の車内
まさに京風といった、落ち着きと温かみのある車内

座席ですが、横3列配置ということもあって横幅がとても広いです。また、対面の座席との距離も大きくとられていて、足元も広々としています。

実際座ってみると、座席のプライベート感やクッション性もあって、居心地は大変良く感じられました。また、小さいテーブルもあったので、お菓子やお茶を置くこともできました。ここまで快適だとリクライニングができないのが不満になってきますが、無料にしては充分すぎるでしょう。

京とれいんの半個室席の座席
座席は広々としていて、さらに結構作り込まれているので、座り心地が良い

ちなみに、私の向かい合う座席には誰も乗ってこなかったので、広い2人用の半個室を終点まで一人で独占することができました。なので、足を自由に伸ばせて、本当に快適でした。

快速特急だけど走行はゆっくり

京とれいんは快速特急として運行されているので、烏丸・桂と京都市内の主要駅に停車すると、その後は大阪市内までノンストップです。特急の停車する高槻市や茨城市にも停車しません。

阪急高槻市駅
主要駅である高槻市駅も通過

停車駅が少なくても、梅田・河原町間の所要時間は特急とほとんど同じです。というのも、快速特急はすぐ前を走る特急を追い抜かすダイヤにはなっていないため、わざとゆっくり走行して特急に追いつかないようにしています。

実際、私の乗車したときもノロノロ運転している区間が多かったのですが、その分車窓をゆっくりと見られたので不満ではありません。

梅田駅に停車する京とれいん
感覚的にはあっという間に梅田に到着

車内放送は日・英・韓・中の4ヶ国語で行われ、嵐山の観光ガイド放送もありました。また、車内には4ヶ国語の京都観光パンフレットが置かれていました。
京とれいんは外国人を含めた観光客を主なターゲットにしているようです。

【おまけ】廃止の噂と2編成目を導入

阪急京都線の車両は基本1両につき片面に3つの扉があります(3ドア)。しかし、京とれいんだけ特殊で2ドアとなっています。

そのため、もしホームドアを設置すると京とれいんだけドア位置に対応しきれなくなるので、廃止するではないかという推測があります。実際、京とれいんも停車する阪急十三駅では2019年春までにホームドアが設置される予定で、ホームドア設置完了と同時に京とれいん廃止という可能性も高いです。

阪急十三駅に設置予定のホームドア
十三駅における可動式ホーム柵の設置についてより

廃止の噂がある一方で2018年5月に京とれいんの2編成目が導入されることも発表されました。7000系車両をベースとし、現行の京とれいんと同じようなコンセプトで改造・デザインされるようですが、詳細はまだ発表されていません(2018年秋発表予定)。

2編成目が運行され始めたら、今回の乗った車両とも比較しながら乗車レビューしてみたいです。

ポクくんのまとめの一言

京とれいんは、追加料金不要なのに豪華で快適な列車でした。休日に京阪間を観光等で移動するときには是非乗ってみてほしいです!