なんとなくマニュアル免許を取得して良かったこと&悪かったこと

マニュアル車の運転

こんにちは、ポクくん(@poku_kun)です。

つい先日、普通車の運転免許を取得しました! 僕は旅行が好きなのですが、鉄道やバスの走ってるところ以外にも旅行に行けるようになるので、すごく嬉しいです。早速、3ヶ月も先の夏休みにレンタカーを予約したりしています。

さて、最近はオートマ(AT)限定免許を取る人が増えているそうですが、僕はなんとなく「将来もしかしたら乗ることがあるかも」的な軽いノリでマニュアル(MT)免許を取ってみました。マニュアル車の運転は予想以上に難しくて、かなり大変だったのですが、免許をとった今ではマニュアル免許にしてよかったと思っています

今回は、そんなマニュアル免許を取る上での良かったこと・悪かったことについて、僕の教習体験を踏まえながら詳しく紹介していこうと思います。これから免許を取ろうという人が、オートマ限定にするかあるいはマニュアルにするかの参考になれば幸いです。

マニュアル免許の悪かったところ

まずは、マニュアル車の免許を取る上でのデメリットや大変なことなどを紹介していこうと思います。

マニュアル免許を選択する人は少ない

これはデメリットではありませんが、今ではオートマ車限定免許を取得する人のほうが多数です。警察庁の運転免許統計によれば、令和元年度の普通車の運転免許合格者のうち、約67%がオートマ車限定です。

僕が実際に教習所に通った感覚だと、もっとオートマ車を選ぶ人は多くて、8割以上がオートマ限定を選んでいるような雰囲気でした。周りがほとんど大学生だったということということもあると思いますが、僕のようにマニュアル車を選んでいる人はかなり少数派でした。

マニュアル免許のほうが高い

関西の教習所(自動車学校)のまとめられたパンフレットをざっと見た感じ、ほとんどの教習所で1~1.5万円ほど、マニュアル車の免許のほうがオートマ車の免許に比べて値段が高くなっています。僕の通っていた教習所の場合、オートマ車は28.5万円でしたが、マニュアル車は30万円でした。

教習時間もマニュアル免許のほうが多い

マニュアル車の場合、オートマ車に比べて技能教習の時間が3時限(3時間)多いです。その分、卒業にかかる日数もオートマ車に比べて多くなります。通学免許の場合は、オートマ車に比べて1~3日ほど多く通わなければなりません。合宿免許の場合はオートマ車に比べて教習期間が2日増えて、16~18日で卒業というところが多いみたいです。

普通車の最短教習時限数
技能教習学科教習
AT車31時限26時限
MT車34時限26時限

マニュアル車の運転はクソ難しかった

オートマ車に比べるとマニュアル車の運転は僕の予想以上に難しかったです。

絶妙な感覚が必要なクラッチ操作

マニュアル車は車の速度に応じて、最適なギア(歯車)を手動で入れ替える必要があります。これをいわゆるクラッチ操作というのですが、教習前の何も知らなかった僕は、自転車のギアチェンジくらいの簡単なものだと思っていました。

しかし、いざ教習所でやってみると、特に始めはめちゃくちゃ難しくて、苦労しました。実際に体験してみないと、この感覚はわからないと思うのですが、右足でエンジンペダルを、左足でクラッチペダルを絶妙な押し加減で操作しないと、すぐにエンスト(エンジンが止まること)します。ハンドル操作やギア操作も同時に行いながら、その足の絶妙な操作をしないといけないので、慣れるまではかなり難しいです。自転車のギアチェンジの比ではありませんでした…

発進や停止がなんとかできるようになっても、次は徐行(ゆっくり走ること)という関門が待っています。マニュアル車が交差点の右左折やS字カーブなどで、徐行するためには、半クラッチや断続クラッチという技を使わなければなりません。詳しくは説明しませんが、確実なハンドル操作と絶妙なペダル操作が同時に要求されるので、難易度がさらに上がります。僕はここでつまづいて、マニュアル免許を選択したことを毎日後悔してました。結局、この項目をクリアするのには5時限ほどを費やしてしまいました…

一方、オートマ車なら発進・停止・徐行でこんな風に苦しむことは全くありません。アクセルを踏むだけでギアチェンジを自動でやってくれるので、ハンドル操作だけに集中できます。エンストすることもありませんし、ブレーキを離すだけでゆっくり進むので徐行も超簡単です。

恐怖の坂道発進

上り坂で停止した状態から、自動車のブレーキを離すとどうなるでしょう? 免許を持ってない人は後ろに下がると答えると思いますが、その通りです。ただし、これはマニュアル車のみ話です。オートマ車だとよっぽどの坂じゃない限り、後ろに下がることはありません。

 

マニュアル車は特に上り坂での運転が難しい
マニュアル車は特に上り坂での運転が難しい

そのため、オートマ車での坂道発進は簡単ですが、マニュアル車は難しいです。マニュアル車で坂道発進をするときには、後ろに下がらないためにブレーキを離したらすぐにアクセルを踏む必要があります。さらに、そこに絶妙なクラッチ操作も必要となります。少しでも操作が遅れると、後ろに後退してしまうし、ペダルの押し加減を間違えるとエンストします。何回やってもドキドキします。

本当に急な坂の時はハンドブレーキを使った坂道発進という技があります。教習所に行ったら必ず習うことになりますが、そちらも慣れないと難しいです。

僕の通っていた教習所のある地域は、不運なことにほとんどが坂道で、路上教習で上り坂の信号に止まる度に僕は毎回ヒヤヒヤしていました。特に後ろの車が車間距離を詰めて停車してきたときには最悪です。少し後退しただけで激突します。

教習所では教習員さんが、危険そうな時は助けてくれますが、免許取得後はそうはいきません。マニュアル車の運転にそれなりに慣れた今でも、マニュアル車で山や峠などに行くのだけは絶対に避けたいです。

マニュアル車で山登りは厳しい
教習で1度山道へ行きましたが、上り坂で途中でエンストして死にそうになりました
トラウマで、もうマニュアル車で山にはいけないです…

マニュアル車には覚悟が必要

運転には得意・不得意があると思いますが、やはりマニュアル車を選んだかなりの割合の人が、僕と同様にクラッチ操作に苦しむそうです(中には簡単にできちゃう人もいるそうですが…!)。マニュアル車を選ぶなら、ほとんどの場合苦労することになるということは覚悟しなければなりません。僕みたいに、なんとなく選択してるようでは、心が折れそうになります。

逆にとにかく楽に、苦労せずに免許を取りたいならば、オートマ車一択です。自分は運転に向いていないと思う人、運転に恐怖がある人はなおさらでしょう。

技能試験不合格や補習も多い

教習所を卒業するには技能教習で

  1. 全ての教習項目をクリアする
  2. 検定前にみきわめ(検定に合格できそうかどうか)が良好
  3. 2回の検定試験に合格する(教習所内と路上)

の3つをクリアしなければなりません。これらの項目をクリアできなければ、補習を受ける必要があります。例えば、技能講習には最短教習時限数が決められているのですが、その時間内に教習項目を終えきれなかった場合は、全部終わるまで補習です。みきわめ不良や検定試験で不合格の場合は、補習をしてから、再度受け直しという形になります。

先程書いたとおり、マニュアル車は運転が難しいので、この補習や再検定を受ける人がかなり多いそうです。中には10時間に以上受けることになる人もいるそうで…

そして、その補習や再検定には追加料金が必要となります。それぞれ1回あたり5000円ぐらいの教習所が多いようです。1回検定に落ちるだけで、最低プラス1万円(補習+検定受け直し)が必要になるのは結構痛いです。合宿免許の場合は、延泊となって、さらに費用負担が増すかもしれません。ただし、教習所入校時にオプションとして安心プランなどに入っておけば免除されます。

僕の場合、キャンペーンで安心プランに無料で加入できました。補習になっても追加料金が不要ということで、精神的な負担はかなり和らぎました。僕はギリギリ補習や再検定無しで卒業できたので、結果的には安心プランは不要でしたが、焦らずに教習や検定が受けられたという点でとても良かったです。特にマニュアル車選択で自信がない人は必ずオプションを付けるべきです。

マニュアル車に乗る機会はほぼない

近年の日本の新車販売の98~99%がオートマ車だそうです。マニュアル車は一部の車種に設定されているだけで、少なくともマニュアル免許がなければ乗れない乗用車というのはほぼありません(特殊なものを除けば)。なので、マニュアル車を好んで購入しない限り、現在の日本の日常生活の中でマニュアル車に乗る機会などありません

せっかくマニュアル免許を身としては、マニュアル車に少しは乗りたいと思っているのですが、マニュアル車を活かせる機会がなさそうなので、なんだか残念な気持ちです。

マニュアル免許の良かったところ

マニュアル車の免許を取る上での悪かったところを、ここまで大量に書いてしまいましたが、もちろんメリットや良かったところもたくさんあります。

慣れればマニュアル車のほうが運転が楽しい

慣れるまではかなり難しかったマニュアル車の運転ですが、教習も終盤に差し掛かると、なんだか楽しくなってきました。足が勝手に動くようになって、運転にかなり余裕が出てきます。

序盤に比べれば圧倒的に上達しているのが自分でも目に見えて、嬉しかったです。また、クラッチ操作やシフトチェンジのタイミングも試行錯誤していく中で、少しずつですが自分の思う通りに車が動くようになってきました。「自分が車を操縦している」という感覚が大きく感じられて、運転が楽しかったです。

自動車を単なる移動手段として使うならオートマ車が良いけど、車の運転を楽しみたいならマニュアル車の方が向いてるのではないかと思います。実際、今日でもわざわざマニュアル車を購入する人たちの多くは、運転の楽しさを求めてマニュアル車を買っているそうです。

乗り物が好きな人、運転を楽しみたい人はマニュアル免許の取得を強く勧めたいです!

マニュアル車が乗れればオートマ車は簡単

オートマ車の運転操作は、マニュアル車から左手左足の操作をほとんど取り除いたものです(少し暴論ではありますが)。なので、マニュアル車を運転できるようになった人にとっては、操作の量が半分になるオートマ車の運転は簡単です。

教習所によって異なるとは思いますが、マニュアル車の教習でもオートマ車に乗る機会はあります。僕の場合、高速教習や複数教習(他人と交互で運転する)でオートマ車に乗ったのですが、運転操作が少なすぎて逆に戸惑いました。それぐらい運転が簡単で楽です。

そのため、免許取得後に初めて乗るのがオートマ車という場合、マニュアル免許の人は比較的、自信をもって運転できると思います。僕もそうでした。もちろん過信は禁物ですが、あえて難しい方を教習で練習しておくことで、運転当初の不安感を取り除けるのはメリットかも知れません。

オートマ車は簡単すぎて、運転が得意な人は教習に飽きてしまうのでは?と僕は感じました。マニュアル車は難しい分、運転できるようになったときの達成感も大きいので、運転が得意そうという人は是非チャレンジしてみてください!

仕事では必要になるかも

近年の日本の新車販売の98~99%がオートマ車と書きましたが、分野によってはマニュアル車の割合が高いこともあります。例えば、企業の社用車や農家の方が乗るような軽トラはマニュアル車が比較的多く残っているようです。

また、バスやトラックに乗るために大型免許・中型免許を取る場合、オートマ限定という免許はありません。必ずマニュアル免許を取ることになりますし、実際のバスやトラックもマニュアル車が多数です。普通車でマニュアル免許を取っておいたほうが、大型免許・中型免許の取得は断然有利になります。

このように、今はマニュアル車に乗る予定はないと思っていても、今後そのような職種に就いて、マニュアル免許が必要・役に立つ時が来るかもしれません。

海外で運転するなら必要

海外での運転にはマニュアル免許が必要なことも

海外、特にヨーロッパではオートマ車よりもマニュアル車の方が圧倒的に多いです。なので、もし海外でレンタカーを借りるとなったとき、オートマ車は借りられない可能性があります。

もし海外旅行が好きで、外国で運転するかもっていう人はマニュアル免許を取得しておいたほうが安心かもしれません。

後からマニュアル免許を取るのは大変

もしオートマ免許を取った後に、マニュアル免許を取りたいということになれば、限定解除が必要になります。再度、教習所に通うことになりますし、追加費用も発生します。およそ7万円ぐらいが目安で、最初から取っておく(プラス1~1.5万)のに比べて、かなり割高になります。

そして、教習員の方が言っていたのですが、オートマ車に慣れた人がマニュアル車に乗るのは難しいとのこと。限定解除の最低教習時限数は4時間、検定含めて最速で3日で卒業可能ですが、追加補習を取る人も多いそうです。

費用的にも、時間的にも、どうせ後から限定解除するくらいなら、初めから取っちゃったほうが良いに決まってます。

ポクくんのまとめの一言

MT車とAT車、もし悩んでいるなら、MT免許を取ってしまったほうが良いんじゃないかと僕は思います。どちらにしろ、安全運転を第一に、ドライブを楽しみたいものです!