y-cruncherを使って意味もなく円周率を10億桁まで求めてみた【使い方解説あり】

円周率といえば、3.1415926・・・と永遠に続く数字です。
僕は以前、あるソフトを使って円周率を5万桁まで、求めたことがあります。
円周率を求めたところで、特に良いことなんて全くありませんでした。(かなり強いて言えば、「3.141592」までしか覚えていなかったのが、1桁増えて「3.1415926」まで覚えたことぐらい・・・)
それはさておき、前使ったソフトよりも、より速くて多くの円周率を計算できる「y-cruncher」というソフトを見つけました。今回はそれを使って、全く意味がないと分かっておきながら、円周率を10億桁まで計算してみました。(以前の2万倍の桁数です。)
y-cruncherを使って円周率を10億桁まで求める
y-cruncherをダウンロード
y-cruncherは以下のページ(英語)から、ダウンロードしました。
このページによれば、y-cruncherは円周率の世界記録を生み出すためにも、使われているそうです。(2016年で22兆桁以上!)
円周率を10億桁まで求める
僕のパソコンでは、性能的に10億桁ぐらいが計算の限界なので、今回は10億桁まで円周率を求めます。
ダウンロードしたy-cruncherを開くと、こんな感じです。
これだけ見ると、かなり難しそうな印象を受けます。しかし、意外と使い方は簡単でした。
僕の場合は、「0」→「Enter」→「1」→「Enter」→「6」→「Enter」と打つだけで、10億桁計算することができました。
最後の数字は変更することで、求める円周率の桁数を変更できます。(2.5兆桁まで選択肢があるけど、必要な性能が高すぎて、超非現実的)
計算早すぎ!
前使ったソフトでは、5万桁の円周率を求めるのに10分ぐらいかかったような記憶があります。なので、今回の10億桁では計算に1日以上かかるかもしれないと覚悟していました。


しかし、計算はあっという間に終わってしまいました。かかった時間はたったの200秒弱です!
劇的に計算速度が速いのは、前よりもパソコンの性能が上がったことも影響しているかもしれませんが、やはりソフトのアルゴリズム(計算方法)が良いのだと思います。
円周率を10億桁まで求めたのは良かったけど・・・
求めた円周率を見てみたいと思い、10億桁までの円周率が保存されたファイルを開こうとすると、開けない。


円周率が保存されたファイルのサイズを見てみると、中身は数字だけなのに約1GB!これは、ストリーミング配信の映画1本分に相当するサイズなので、開けないというのも納得です。
他のソフトを使って、なんとか開いてみましたが、パソコンの画面に収まる気配がありません。


ポクくんのまとめの一言
おそらく、電気を無駄遣いするだけで、全く良いことはないと思いますが・・・
コメント
コメント一覧
100億桁で20分程かかりました
100億桁ですか!!それは凄い!
さらにそれを20分で終わらしてしまうとは、相当スペックの良いPCをお持ちなんですね?
ご無沙汰しております…windows大型アップデートしたあとで走らせたところ前回の結果より約1分近く短縮しました
スペック: i7-6850K、DDR4 16GB×4、GTX1080です
スペックはやはりすごいですね(笑)
Windowsアップデートが計算時間に良い影響を与えるとは驚きです。よりソフトやCPUを効率的に動かせるようになったのかもしれませんね。
すごい
50億桁で6分弱ぐらいでした
単純計算で100億桁が12ふんぐらいかな?
スペック:i7-7820X、DDR4-16GB×1、DDR4-8GB×2(トリプルチャンネル)、1070ti
さすが8コア16スレッドとなると、そこまで計算が速くなっちゃうんですね!
追記です
メモリを8GB4枚、16GB2枚の64GBにして100億桁をやったら、11分半ぐらいでした。
どうやら100億桁の計算には64GBもメモリが必要なようですね!!一応、最大記録は12.1兆桁だそうですが、その人はとんでもなく莫大なメモリを使っていたんでしょうね
見え無い
みえない
1000億桁計算してみました(4日かかりました)
Processor(s): Intel(R) Core(TM) i7-7700HQ CPU @ 2.80GHz
Logical Cores: 8
Physical Memory: 17,128,361,984 bytes ( 16.0 GiB )
CPU Base Frequency: 2,807,991,775 Hz
Program Version: 0.6.9 Build 9462 (Windows – x64 AVX2 ~ Airi)
Constant: Pi
Algorithm: Chudnovsky Formula
Decimal Digits: 100,000,000,000
Hexadecimal Digits: Disabled
Threading Mode: Windows Thread Pool -> ? / 8
Computation Mode: Swap Mode
Working Memory: 13,421,013,696 bytes ( 12.4 GiB )
Logical Disk Usage: 473,045,816,568 bytes ( 440 GiB )
Raid-File 0/3 Settings
files : 1
buffer_per_file: 67108864
buffer_total : 67108864
minIO_logical : 262144
minIO_physical : 262144
Drive: 0
type : 0
files : 1
failed : 0
block : 262144
buffer_L : 256
Path : ycs-00-0
Status : 0
Start Date: Thu Dec 6 14:11:24 2018
End Date: Mon Dec 10 14:30:59 2018
Computation Time: 329359.365 seconds
Total Time: 346774.880 seconds
CPU Utilization: 67.916 %
Multi-core Efficiency: 8.490 %
Last Digits:
8614936178 2910791153 4443607291 9665696203 7329712945 : 99,999,999,950
9536515199 6948432428 3185077669 0674614692 0191295669 : 100,000,000,000
コメントありがとうございます。
これまで「100億桁計算したよ」というコメントは頂いたのですが、1000億桁とはすごすぎます!
でもi7でも4日もかかっちゃうんですね。単純に桁数と時間が比例していないのが興味深い!!
おそらく、SWAPしたのが時間がかかった原因だと思います。
RAMのみで計算できるだけのメモリがあればよいのですが、ノートPCだとなかなかメモリが限られてるのでつらいところです。
いうおcvkjlk;mdしcxbヒュv,んxbch寿庵zkpl:・xcvfnjdkilldæ.þadcvmlvさjgfkdl,fmvnbhgjfmjgニロfえld,fvmgm,dkmfんjghつりえおlkmふぇf
計算をしたのですが、どうやってダウンロードすればいいのでしょうか?教えていただけると嬉しいです。
あ、すいません分かりました。
このページ作っていただいてありがとうございました!
円周率すごいですね
10億桁すごいですね。
これ覚えられる人がいたらバケモンですね。
人間なわけないです。
インパクトが微妙ですが、メモリ128GB積んだPCを組んだので、負荷テストも兼ねてメモリ114GBを消費する「250億桁」をやってみたところ、30分掛かりました。
y-cruncherのバージョンは「0.7.8」です。
スペック
Intel Core i5-12600(無印・6C12T・TB全コア4.4GHz・PBP241W設定により事実上電力制限無効化で常時4.4GHz)
DDR4-3200 CL22 32GB x4
Intel UHD Graphics 770
Intel Optane SSD 900P 280GB
Windows10 Pro x64 21H2
CPUの消費電力は平均100W弱といったところでしょうか
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