【必勝法】SL北びわこ号に乗る前に絶対に知っておきたいこと

SL北びわこ号

SL北びわこ号は滋賀県北部にある米原(まいばら)駅から木ノ本(きのもと)駅までを走行する臨時の蒸気機関車です。滋賀県に住む私は以前からずっと乗ってみたいと思っていたのですが、ついに先日乗車することができました。

その中で、SL北びわこ号に乗る前に知っておくべきだと感じた事がたくさんあったので、今回はそれらの中から14つ紹介したいと思います。

 SL北びわこ号に乗る前に知っておきたいこと

運転日は年に10日ほど

SL北びわこ号は臨時列車なので、運転日は限られています。近年は春・夏・秋の日曜日にそれぞれ3~4回ほどの運転という感じで、運転日は年合計10回ほどです。

ちなみに2017年度の運転日は、3/5・5/14・5/28・7/2・7/9・7/16・10/8・10/15・10/9・11/5の10日でした(いずれも日曜日)。

#* 2 *#日2便木ノ本方面のみ走行

SL北びわこ号は、米原駅から木ノ本駅まで1日2便運行されます。運転時刻は以下のとおりです。

駅名 1号 3号
米原 10:09 13:16
長浜 10:22 13:30
虎姫 10:31 13:39
河毛 10:37 13:46
高月 10:45 13:53
木ノ本 10:52 14:00

※2018年春時点。坂田駅と田村駅は通過します。

米原から木ノ本までは22.4キロ、乗車時間としては40分強とそんなに長い乗車ではありません。

SL北びわこ号走行区間
滋賀県北部の米原駅から木ノ本駅までを走行

運転は米原から木ノ本方面だけです。逆の木ノ本から米原方面は電気機関車で牽引されるのですが、乗客が乗ることはできません。

京都博物館から回送されてくる

SL北びわこ号に使われる蒸気機関車(C56 160)ですが、普段は京都鉄道博物館に展示されています。運転日になると電気機関車に牽引されて、米原駅まで運ばれてくるのです。そして、運転が終わるとまた京都へと返っていきます。

SL北びわこ号の送り込み
画像引用:本日 SL北びわこ号 EF65+SL送り込みに初めて遭遇しました! ( 鉄道、列車 ) – おまさとのブログ – Yahoo!ブログより

どうやら、それらの回送を狙っている撮り鉄も多いようです。私も以前に、偶然駅で電気機関車に牽引されて通過するSL北びわこの蒸気機関車を見たことがあります。

早めの予約が必要

SL北びわこ号は全車指定席なので、乗車には指定席券(大人520円・こども260円)が必要になります。指定券なしでは乗ることはできません(車内で指定席券を買うこともできません)。

指定席券は1ヶ月前の10時から駅のみどりの窓口や旅行会社で発売されるのですが、SL北びわこ号は人気列車であるために、発売数日で売り切れてしまうことも多いです。できるだけ早めの予約が必要です。

私の場合、発売3日後に予約しようとしたところ良い席は空いてなかったのですが、次の日に空き状況をe5489(インターネット予約サービス)でチェックしたところ、希望の席が空いていたので購入しました。私の経験上、JRの指定席はキャンセルも多いので、良い席が取れない場合は様子を見るのも手だと思います。

ネットで指定席券の予約ができるe5489は便利
ネットで指定席券の予約ができるe5489は便利

ちなみに、私の乗車した日だとSL北びわこ3号よりも1号の方が人気で、指定席券の売り切れも早かったです。

座席は4人がけボックスシート

SL北びわこ号に牽引される客車の座席は昔ながらのボックスシートです。窓際に小さいテーブルがあります。

SL北びわこ号のボックスシート
12系客車という古い客車のボックスシート

4人がけ座席なので、相席を避けたければ家族や友達などと4人で1つのボックスシートを利用するのがおすすめです。

座席は以下のような感じで配置されています。奇数番号が山側、偶数番号は琵琶湖側です。

SL北びわこ号の座席表
画像:列車を楽しむ!観光も楽しむ!観光列車の旅時間(秋版) – JRおでかけネットより

個人的には、琵琶湖側の進行方向窓側A席がベストだと思っています。また、蒸気機関車の走行音や煙を楽しみたいなら、1号車に近いほうが良いでしょう。

大阪や名古屋からのアクセスも良好

SL北びわこ号の始発駅である米原駅ですが、新幹線のこだまとひかりの一部が停車します。主要駅からのアクセス列車は以下のとおりです。

SL北びわこ1号 SL北びわこ3号 時間
東京 07:33発ひかり503号 10:33発ひかり509号 130分
名古屋 09:18発ひかり503号 12;19発ひかり509号 25分
新大阪 09:16発ひかり514号 12:16発ひかり520号 35分

また、滋賀県内だけでなく、大阪・京都や岐阜・名古屋などからは在来線でも乗り換え不要でアクセス良好です。

SL北びわこ1号 SL北びわこ3号 時間
名古屋 08:31発特別快速 11:30発新快速 70分
京都 09:00発新快速 12:00発新快速 55分
大阪 08:30発新快速 11:30発新快速 85分

※名古屋11:30の新快速は大垣駅で乗り換えが必要

大回り乗車でも乗車可能

大都市近郊区間内では、出発駅から到着駅まで同じ駅を2度通らなければ、どのルートを通っても最短運賃が適用されます。例えば、山手線の東京から上野まで内回りで行っても外回りで行っても、同じ160円になります。

その制度を利用しわざと遠回りして、目的地の駅まで行く方法を大回り乗車と言います。安い運賃で合法的に長時間列車に乗れるので、鉄道ファンの中では人気の乗車方法です。

大回り乗車を活用して、SL北びわこ号に乗ることもできます。例えば、以下のように琵琶湖をほぼ一周するルートで大津・膳所間を移動すれば、乗車券140円と指定席券520円の合計660円でSL北びわこ号に乗車できます。

大回り乗車でSL北びわこ号に乗るルート
大回り乗車なら膳所・大津の運賃140円で琵琶湖をほぼ一周することが可能

また、経路が複雑になり時間もかかりますが、大阪や奈良・和歌山から大回り乗車でSL北びわこ号に乗車することも可能です。ただ大回り乗車では途中下車ができないので、駅の外に出て観光することはできないし、飲み物や食べ物は構内のコンビニ等でしか入手できません。

大阪近郊区間
画像引用:大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例│きっぷのルール:JRおでかけネットより

大阪駅から大回り乗車するなら、大阪→天王寺→奈良→木津→柘植→草津→米原→木ノ本→近江塩津→山科→京都→新大坂(160円・約7時間半)という感じになります。

#* 8 *#8きっぷなどのフリーきっぷでも乗車可能

SL北びわこ号は快速列車なので、指定席券さえ購入すれば、青春18きっぷでも乗車が可能です。ただし、18きっぷの利用期間に運行されるSL北びわこ号は限られています。

常時使えるフリーきっぷとしては関西1デイパスがあります。3600円で関西のJR乗り放題になる他に様々な特典がついてくるので、こちらの使用もオススメです。(普通往復運賃と比較すると、京都の長岡京以南から乗りに来る場合は、関西1デイパス利用の方がお得になります。)

米原駅は混雑で撮影は大変

私が新快速電車で米原駅に着いたときには、ホーム上はSLの乗車客と思われる客でかなりの混雑でした。ホーム上にある立ち食いそば屋も繁盛していて、駅弁も売られていました。

米原駅5・6番線ホームは混雑
米原駅5・6番線ホームは混雑

SL北びわこ号ですが、米原駅ホームには発車10分ぐらい前に入線して来ました。私はもっと遅く来ると考えていたので、その様子は撮り逃してしまいました。

米原駅に停車中の12系客車
米原駅に停車中の12系客車

特に先頭の蒸気機関車周辺は写真撮影をする乗客で溢れかえっていて、私も写真撮影を試みましたがなかなか難しい状況でした。

混雑する米原駅ホーム
混雑する米原駅ホーム
米原駅停車中のSL北びわこ号(C56)
人が多いため、なかなか撮影は難しい状況

北陸本線をゆっくりと走行する

乗り遅れても困るので、発車2分前には車内へ入りました。古い客車ということだけあって、車内はかなりレトロな印象ですが、蛍光灯や冷暖房、トイレなどはしっかりあります。それらは客車に搭載されたディーゼル発電機によって動いているようです。

SL北びわこ号は汽笛ともに発車。普段乗っている電車と比べると加速はとてもゆっくりで、「ガクッ」という音からは客車が引っ張られているのが感じられます。走行時の速度もゆったりとしていて、田園風景ををのんびりと眺めることができます。

SL北びわこ号から見える田園風景
田んぼの中を走行する
奥には伊吹山?

ちなみに、1車両につき1人観光ガイドの方がいて、車窓の紹介や乗車記念カードの配布をしてくれます。車内販売も行われているようですが、私の号車には回ってきませんでした。

沿線の撮り鉄の数がすごい

沿線にはいたるところに手を振ってくださる方やSL北びわこ号の撮影をする方がいます。

沿線で手を振ったり写真を撮る人たち
ホーム・踏切・高架橋などあらゆる所に見物客が居ます

場所によっては、警備員やパトカーまで配置されていて、何百万円としそうな機材を持って撮影されている方もいました。特に河毛カーブと呼ばれるところでは、数十人もの撮り鉄がいました。

SL北びわこ号の撮り鉄
皆さん見るからにカオスな機材を持っています
川の反対側にはさらにこれ以上の数の撮り鉄がいました

乗車した北びわこ号のC56機関車は、今回の乗車前に5月で営業路線からの引退することが発表されたので、今回は特に撮り鉄が多かったのかもしれません。夏以降はD51機関車での運行になるようです。

到着後も幕回しに注目

車窓を眺めたり、写真を撮ったりしていると、あっという間に列車は木ノ本駅に到着。このような本格的なSLに乗るのは初めてだったので、とてもワクワクして楽しかったです。

木ノ本駅から撮影した北陸本線
木ノ本駅到着後、列車最後尾から撮影

到着後まず注目してほしいのが、客車側面についている行先方向幕です。SL北びわこ号は「臨時」ですが、到着後は「回送」となるために幕が回るので、その間に日本全国の行先表示幕を見られます。

SL北びわこ号の方向幕
12系客車は以前は日本中を走り回っていたためなのか、青森から鹿児島まで全国の方向幕を見られます。
ちなみに写真は福岡県北部の門司港

木ノ本駅でも写真撮影は可能

SL北びわこ号は木ノ本駅に到着してから、1時間ほどはそのまま留まります。しかし、米原駅同様にホームは混雑するので、じっくり機関車を観察したり写真を撮るのは難しいです。

SL北びわこ号の12系客車
客車の部分は比較的人が少ないので、写真撮影もしやすいです

私は米原方面の新快速が出発し、人が減ってからのタイミングでの蒸気機関車の写真撮影を狙いました。しかし、それでも依然として人が多く、なかなか思ったような写真は撮れませんでした。

木ノ本駅ホームの混雑
木ノ本駅でも蒸気機関車付近は混雑しています

そこで、反対側のホームに行ったみたところ、比較的空いていて写真撮影もやりやすかったです。

木ノ本駅に停車中のSL北びわこ号
SLを撮るなら米原方面のホームがオススメ

ちなみに、帰りの電車を1本遅らすことで人もさらに減って、よりのんびりとSLの写真撮影・観察ができます。しかしながら、電車は1時間に1本しかないので注意です。

滋賀県北部のの観光も是非!

SL北びわこ号の走る湖北(滋賀県北部)には、たくさんの観光スポットがあります。

中でも、長浜駅の黒壁スクエア彦根駅の彦根城は滋賀県でもTOP3に入る人気観光スポットです。是非、木ノ本駅からの帰りにでも訪れてみてください!

彦根城
彦根城は国宝でひこにゃんでも有名

ポクくんのまとめの一言

SL北びわこ号は、日帰りで気軽に乗りに行けて、SLの旅を楽しめる数少ない列車だと思います。是非、指定券を取って乗りに行ってください!