九州バス乗り放題「SUNQパス」でバスに乗りまくって分かった10のこと

2018年8月5日

九州のバスが乗り放題となるSUNQパス

2018年の夏休みを利用して、1泊6日の九州&山陰旅行に行ってきたポクくん(@poku_kun)です。

その旅行では、SUNQパス(サンキューパス)という九州のバス乗り放題乗車券を使って、バスに乗りまくりました。その結果、九州全県をお得で楽しく快適に周遊旅行することができました。

そのSUNQパスを使って旅行をする中で分かったことがたくさんあったので、10つに絞って詳しく紹介します。今後、旅行等で九州内をを移動する方の参考になれば幸いです。

九州バス乗り放題乗車券「SUNQパス」とは

まずは、SUNQパスについて簡単に説明しておこうと思います。

SUNQパスの名前の由来

「SUNQ」は暖かい九州のイメージである太陽を意味する「SUN」に、九州の「Q」を組み合わせたものです。また「SUNQ」自体は「Thank you(サンキュー)」とかけられていて、利用者への感謝を表しているそうです。

九州&下関の高速バスと路線バスが乗り放題

SUNQパスは九州と山口県下関地区の高速バスと路線バスが連続3日間(4日間)乗り放題になるフリーパスです。

SUNQパス
九州のバスが全て乗り放題となるフリーパス

このSUNQパス事業には九州と下関ののほとんどのバス会社が参加しています。なので一部のコミュニティバスや観光バス、離島部のバスを除けば、九州を走るほぼ全てのバスにSUNQパスで乗車可能。そして、その路線数は約2400にも及びます!

SUNQパスの使えるバス会社一覧
サンデン交通、ブルーライン交通、西日本鉄道グループ、九州急行バス、JR九州バス、北九州市交通局、堀川バス、昭和自動車、佐賀市交通局、祐徳バス、長崎県交通局、長崎県央バス、長崎自動車グループ、西肥自動車、島原鉄道、佐世保市交通局、させぼバス、九州産交バスグループ、熊本バス、熊本電鉄、熊本都市バス、大分バスグループ、大分交通グループ、亀の井バス、日田バス、宮崎交通、いわさきコーポレーショングループ、南国交通、鹿児島市交通局

エリアと日数の異なる4種類

SUNQパスには、乗り放題エリアと日数の異なる4種類のラインナップがあります。

名前 値段 日数 エリア
全九州
+下関
14000円 4日間 九州全県+下関
11000円 3日間
北部九州
+下関
9000円 3日間 福岡/佐賀/長崎/
大分/熊本/下関
南部九州 8000円 3日間 熊本/宮崎/鹿児島

私は「全九州+下関3日間」で九州全県を巡りましたが、時間的に行けなかったところも多かったので、4日間でも良かったかなと思っています。あるいは、北部九州か南部九州に絞ってみても良かったかも。

ポクくんのSUNQパスを使った九州周遊ルート

私がSUNQパスで九州周遊したルートの概要を紹介しておきます。3日間という短い間でやりたいことを詰め込んだので、かなりハードな旅行となっています。この旅程を真似するのは正直オススメできません(笑)

  • 1日目:小倉→由布院→別府→宮崎→基山
  • 2日目:基山→佐世保→長崎→福岡→鹿児島
  • 3日目:鹿児島→阿蘇→鹿児島→福岡

ちなみに3日間でのバスの乗車回数は29回(内高速バス13回)、乗車時間は驚異の46時間51分でした。

SUNQパスで九州周遊して分かった10つのこと

SUNQパスについて基礎情報を解説したので、これからは私がSUNQパスで九州を周遊して分かったことを紹介します。

SUNQパスは本州でも購入可能

SUNQパスは九州のバス窓口で発売されています。全国のコンビニや旅行代理店で引換券を購入することもできますが、値段は安くならないし、どちらにしろバス窓口で引き換える必要があるので、バス窓口で直接購入すればいいです。

私のように九州外に住んでいる人は基本SUNQパスを現地で当日購入ということになるのですが、到着時間や場所によってはバス窓口が開いてなかったり、バス窓口が無かったりします。そのような場合、東京・名古屋・大阪といった九州外のバス窓口でSUNQパスを事前に購入しておくことも可能です。

九州内外含めてSUNQパスを購入できる窓口は以下の公式ページに記載されています。

ちなみに私は旅行前日に大阪梅田の阪急三番街高速バスターミナルでSUNQパスを購入しました。

スマホの画面が乗車券代わりになる「WEB SUNQパス」もあり、WEB上で簡単に購入・予約ができます。しかし、バスの予約数に制限があるので、あまりおすすめはできません。

予約必須の路線もある

路線バスや短距離の高速バスは、SUNQパスを乗降時に運転士に提示するだけで乗車できますが、県をまたぐような長距離の高速バスは乗車前に予約が必要になります。

九州のバスの確保券
予約が必要なバスの乗車には確保券が必要

バスの予約は1ヶ月から開始で、バス窓口の他に電話(0120-489-939)やインターネットでも予約可能です。電話やネットではSUNQパス購入前でも予約が可能です。ただし、バス発車15分前までにSUNQパスを購入した上で窓口で確保券(無料)を受け取る必要があります(予約券なしでも名前を伝えれば乗車は可能ですが非推奨)。

ネット予約時は通常運賃が表示されますが、窓口で予約券受け取り時にSUNQパスを提示すれば料金は請求されません。くれぐれも決済はしないようにしてください。

九州の高速バス網はすごい!

私は滋賀県に住んでいるのですが、滋賀県内の長距離公共交通手段は鉄道のみ。だから、高速バスと聞くと馴染みの薄い交通手段のように思えてしまうのですが、九州では高速バスが鉄道以上に発達しています。

例えば、福岡からは熊本・長崎・鹿児島といった県庁所在地だけでなく、湯布院・佐世保・唐津といった都市などにも高速バスが運行されており、その数は24路線にも及びます。

SUNQパスが使える高速バス路線一覧
充実の九州の高速バスネットワーク

またその本数も凄まじく、福岡・北九州間は1日125往復、福岡・熊本間は1日100往復ものバスが運行されています。平均すると10分に1本はバスが来ることになるので、九州では新幹線でさえ高速バスに押され気味なのもよく分かります。

九州の高速バスは快適

私はSUNQパスで3日間で13回も高速バスに乗り、1日20時間以上バスに乗っていたという日もありました。それだけ長時間バスに乗っていて苦ということは無く、ずっと乗っていたいくらい快適なものもありました。

高速バス「パシフィックライナー」
パシフィックライナーには連続で4時間以上乗っていましたが、疲れは感じませんでした

高速バスの座席はリクライニングシートでシートピッチ(座席間隔)が広めなものが多かったので、窮屈さを感じることが少なかったです。また、多くのバスがトイレ・コンセント・Wi-Fiありと設備も充実していました。

市内移動も便利

私はこれまでJRのフリーきっぷを使って旅することが多かったのですが、駅から観光地までは離れていることが多いです。だから、結構な距離を歩いたり、追加料金を払ってバスやタクシーに乗る必要がありました。

展開峰から見る絶景
この展海峰も通常なら駅から往復1000円以上

SUNQパスを使えば路線バスにも乗り放題なので、追加料金を払わなくとも目的の観光地まで行けるのが大きなメリットです。また、小銭を数える手間も無いので、普段は歩くような短区間でも気軽にバスに乗れました。

長崎の路線バス
九州は路線バスの充実している都市が多い

バスはかなり時間に正確だった!

私はこの九州旅行の中で29回バスに乗りましたが、最大遅延時間はたった10分(桜島号夜行便)。その10分の遅延を除けば、どれもほぼ定時運行でした。

正直、旅行前は「バスは時間に不正確」というイメージがあったのですが、今は鉄道並みの定時性を期待していいと思えるようになりました。

雲の中を走行するバス
台風が近づき、視界が最悪の状態でもバスは時間通り運行してくれました

ただ、それでもバス移動では余裕を持った予定を組むことをおすすめします。事故発生時や行楽シーズンは渋滞により、かなりの確率で遅延してしまいます。

フェリーにも乗船可能!

SUNQパスではバスだけでなく、九州の以下の船舶(フェリー)にも乗船できちゃいます!
いずれも予約不要で、必要なのは乗船時にSUNQパスを提示することだけです。

  • 開門汽船:唐戸(下関)~門司港(北九州)
  • 熊本フェリー:熊本港~島原外港
  • 島鉄フェリー:口之津港(南島原)~鬼池港(天草)
  • 桜島フェリー:鹿児島港~桜島港
桜島フェリーから見る桜島
私もSUNQパスで桜島フェリーに乗って桜島に上陸しました

夜行便で宿代を浮かせよう

九州内を運行する以下の夜行バスにもSUNQパス(全九州版)で乗れます。寝ながら長距離を移動するだけでなく、宿泊費を浮かせられます。

  • 鹿児島~福岡(桜島号夜行便)
  • 宮崎・延岡~福岡(夜行便)
宮崎・延岡~福岡(夜行便)
宮崎~福岡の夜行便は金曜と土曜日のみ運行なので注意

実際、私もSUNQパスで夜行バスに3連泊しちゃいました!さすがに3日連続夜行バスは体力的に心配していたのですが、座席は3列独立シートで広くて快適だったので、ぐっすり眠ることができました。

桜島号の3列独立シート
3日連続最後列を確保できたので、座席もかなり倒せて、本当に寝て起きたら目的地という感じでした

ちなみにSUNQパスの適用最終日に夜行便に乗車すると、到着は次の日の朝となりますが、その場合でも乗車可能です。

お得なクーポンも付いてる

SUNQパスを購入すると小さなガイドブックも付いてきます。その中にはSUNQパスの使い方や九州のバスについての説明の他に、九州各地で特典を受けられるクーポン券が付属しています。そのクーポン券を使えば観光施設の入場料が割引になったり、お土産屋さんや料理店で特典が貰えたりします。

SUNQパスの特典
九州観光に役立つ特典がたくさん

私も長崎でカステラ購入時におまけを貰ったり、グラバー園を割引料金で入場するなど、特典を活用しました。

簡単に元は取れる!

私は全九州3日間のSUNQパス(11000円)を使いましたが、なんと1日目だけで元をとっています。そして3日間では47610円分乗車したので、とんでもなく得をしたことになります。

桜島号夜行便
値段の高い夜行便なら2回乗るだけで元が取れる!

目安としては、1日で2回高速バスに乗るだけで元が取れます。九州を周遊旅行しようと思ったら、最低でもそれぐらいは乗るはずなので、簡単に元はとれると思います。

【おまけ】SUNQパス利用時に役に立ったサイト

最後にSUNQパスを使って旅行した時に役に立ったサイトを紹介します。

SUNQパスの公式ホームページ。一部情報が古い点も有るので注意です。

九州の高速バス・路線バスの時刻表をまとめたサイト。ダイヤ改正等にも一番早く対応している。

ポクくんのまとめの一言

SUNQパスを活用した九州バス周遊旅行は本当に楽しかったです。
これから、旅行等で九州内を移動する予定のある方は、お得に快適に九州全県を旅行できるSUNQパスの利用をおすすめします。